チュートリアル

使用量のモニタリングと管理

Twitterエンタープライズのお客様の場合、月間請求書は概ねTwitter商品の使用程度によるということをご存じでしょう。それを踏まえると、アカウント内のすべての商品のデータ使用量について、望んでいないコストがかかる過剰な請求の可能性を検知し、防ぐためにモニタリングと管理の両方が必要不可欠です。統合の最後に個別に使用量とデータ取得量をモニタリングするようパートナーには強くおすすめしていますが、Twitterには使用量のモニタリングと管理をサポートするさまざまなツールがあります。

  1. Usage API
  2. コンソールの使用量データ
  3. 使用量上限
  4. 使用量しきい値&通知メール

Twitterが提供している各ツールに関する詳細情報と、使用量のトラッキングと管理にそれらのツール使用する際のベストプラクティスは以下のとおりです。

 

1.Usage API 2.0

関連リンク: ドキュメント

無料のREST APIで、プログラムを使ってパブリッシャーと商品全体のアクティビティ使用量にアクセスし、可視化します。

Usage APIはエンタープライズのお客様アカウントのデータ使用量情報を返します。これは、Twitterエンタープライズ商品の使用量をモニタリングし、管理するうえでもっとも重要で最適なツールです。このAPIにより、パートナーはプログラムを使って、Twitter商品の使用量を個別または総計で、1日ごとにまたは過去1か月分(MTD)モニタリングできます。Usage APIが提供するデータは、Gnipコンソールに表示されるものと同じで、1時間に複数回更新されます。

Usage APIを使うことによって、社内管理画面の作成、想定外の異常な使用量と使用量の急増の検知、そのようなイベント発生時の適切な担当者へのアラート通知、顧客行動の本質的な増加または変化の特定ができ、コスト増加や問題につながる前に不適切な行動、過剰使用、アップグレードのタイミングを把握できます。

 

2.コンソールの使用量データ

Gnipコンソール(console.gnip.com)の [Usage] タブには、Usage APIとほぼ同じデータが入っています。ビジネス関係者による定期的な確認、前月比または前日比での使用量の比較に最適なツールです。Usage APIから利用できる使用量内訳は、現在コンソールでは使用できません。たとえば、Historical PowerTrackと検索API使用量レベルは管理画面ビューでのみ利用可能で、一方データ使用量レベルは商品ごとまたは総計で、1日ごとにまたは過去1か月分(MTD)を利用できます。

参考として、以下にコンソールの [Usage] タブのスクリーンショットを示します。

 

3.使用量上限

想定外の過剰使用を避けるための方法として、アカウントマネージャーはデータの使用量などの使用量設定に対して「上限」を設けられます。この厳密な上限によって、この使用量設定に基づくすべての商品へのアクセスが完全にできなくなります。このサービスはお客様を保護するためのものであり、非常に費用が高くなる可能性のある過剰なコストの発生を防止します。

ほとんどの場合、上限はアカウント上で契約金額以上のレベルで設定されます。この方法を採ることによって、過剰な請求の発生を防ぐと同時に、契約金額からの変動を軽減し、許容範囲に抑えられます。アカウントマネージャー経由で、上限値の修正または上限の削除をリクエストできますが、その場合ご自身が契約金額を超える使用量に対して責任を負うことになることをご理解ください。

修正ができない厳密な上限の付いたデータサブスクリプションパッケージに加入している場合、警告しきい値を設定して、このパッケージの上限に近づいた場合に通知されるようにしておくことをおすすめします。

ボリューム上限に達した場合はアカウントマネージャーに連絡する必要があります。サポートまたはパートナーエンジニアリンググループではありません。

お客様の多くはサービス停止の発生を望んでいないことを理解しています。しかし、上限を使うことによって、異常な行動または想定外の行動に関連する過剰使用が限界に達し、場合によっては壊滅的なレベルになる前に、その特定と防止が可能になります。

 

4.使用量しきい値&通知メール

Twitterでは、コンソールアカウントから使用量しきい値の設定と、使用量通知メールの受信登録ができます。アカウント管理の役割を持つユーザーは以下のステップに従って、アカウントに対して最大2つのレベル(WarningとCritical)のしきい値を設定できます。

重要: メール通知はデータ過剰使用の可能性があるケースを知らせるために、参考として送信されます。ほかのメールと同様に、スパムと判断されたり、受信ボックスの中に埋もれたりする可能性があります。発生した過剰使用の最終的な責任を負うのはお客様であるため、独自のモニタリングソリューションの構築をおすすめします。使用量は常にコンソールの [Usage] セクションでモニタリングできることにもご留意ください。

使用量しきい値を設定する

  1. コンソール(console.gnip.com)にログインします
  2. [Account] タブをクリックします
  3. サブメニューから [Usage Thresholds] リンクをクリックします
  4. 右端にある [Actions] 列の [Edit] をクリックします

以下のようなインターフェイスが表示されます。

メール通知を設定する

  1. コンソール内で [Account] タブをクリックします
  2. [Email Notification] セクションで、右端にある [Actions] 列の [Edit] をクリックします
  3. [Usage Threshold (MTD) Notices] にチェックを入れ、通知を受信登録します

アカウントの各ユーザーは、関連する通知メールの受信登録ができます(または管理者がユーザーに代わってアカウントの受信登録設定を行うこともできます)。アカウント管理者は、コンソールへのアクセスを設定せずに、このような通知を受け取るメール受信のみのユーザーを作成することもできます。

: この時点では、しきい値はデータ使用量にのみ適用されており、検索リクエスト、履歴日付などには適用されていません。

これらのベストプラクティスのもっとも効率的な活用方法について疑問がある場合には、アカウントマネージャーまたはサポートチームまでお問い合わせください。

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