開発者利用規約

X APIの制限的利用に関しての追加情報

当社の開発者プラットフォームを利用するには、開発者は当社の開発者契約およびポリシーのほか、表示要件および自動化のルールを含む関連ポリシーをご一読し、同意していただく必要があります。    なお、当社の契約およびポリシーでは、いくつかの利用目的の制限に関するガイダンスをお知らせしています。以下のいくつかの制限について、情報を追加しました。

個人情報

開発者はXデータを利用して、Xユーザーに関する潜在的に慎重な扱いを要する情報を取得または推定することについて、注意する必要があります。Xユーザーの以下に関する情報を取得や推定したり、取得や推定された情報を保存したりしないでください。

  • 健康状態(妊娠を含む)
  • 財務状況の悪化
  • 政治的所属もしくは政治理念
  • 人種
  • 宗教、哲学的な信仰もしくは信念
  • 性生活もしくは性的指向
  • 労働組合への加盟の有無
  • 犯罪容疑もしくは実際の犯罪行為

個人データ(たとえばユーザーID、ユーザー名、その他の個人識別子)を含まないXコンテンツの分析を集約することは許可されています。ただし、そのような分析も適用される法律や開発者契約およびポリシーの全ての部分の遵守が条件です。

X外マッチング

X外マッチングは、Xのユーザー名やユーザーIDを含むXコンテンツを、人物、世帯、端末、ブラウザ、またはその他のX外の識別子に関連付けるものです。一例として、Xのユーザー名を企業の顧客名簿に関連付けることが挙げられます。(たとえば、顧客名簿の”John Doe”は、X上の@johndoeと一致します)。

当社は利用者が選択する場合、X上に匿名で別名を気軽に作成できることを望んでいます。Xユーザーについての情報をX外の個人識別子に関連付けようとする場合、関連付けを行う前にユーザーから明示的なオプトインの承諾を得る必要があります。たとえば、開発するサービスのサインアップ手続きの一環として、ユーザーが自己のXハンドルを直接開発者と共有すれば、この承諾を得ることができます。

ユーザーのX上の身元をX外の識別子に関連付けるためのユーザーの明示的なオプトインの承諾を開発者が得ていない場合、ユーザーが当該目的のために使用されると合理的に予期する情報にのみ基づいて関連性を引き出すことを、当社は開発者に求めています。開発者が利用者の提供した情報を利用して利用者のXアカウントをX外の識別子に関連付けていることを利用者が知って驚くことになるような場合は、行わないでください。また、オプトインについて明示的な承諾がない場合、開発者が利用者について保持している記録をX識別情報に関連付ける行為は、以下の情報に基づいて行う場合に限り許可されます。

  • 本人が開発者に直接提供した情報。以前に開発者と関係がなかった個人に関する記録(第三者から入手した個人に関するデータを含む)は、この基準を満たさないことにご注意ください。 
  • 公開データ。この文脈上で「公開データ」とは、以下に述べる意味を持ちます。 
    • 公開された、一般利用可能なリソース(専門団体の会員名簿など)から入手した利用者に関する情報
    • 以下を含む、一般公開された、利用者に関するXの情報:
      • ツイート
      • 利用者の略歴と公開された場所を含む、プロフィール情報
      • 表示名およびユーザー名

Xコンテンツの再頒布

X APIを経由して開発者が入手したXコンテンツを第三者と共有する必要がある場合、最善の方法はコンテンツのエンドユーザーがX APIを利用して逆シリアル化(rehydration – すなわち、全ツイート、ユーザー、ダイレクトメッセージコンテンツを要求)することができるツイートID、ダイレクトメッセージID、および/またはユーザーIDを共有することです。これはXコンテンツのエンドユーザーが、当社から直接、常に最新の情報を確実に得られることに役立ちます。

当社はシリアル化Xコンテンツの非自動的方法による再頒布を限定的に認めています。開発者がシリアル化Xコンテンツをこの方法で他の人と共有することを選択した場合、共有できる範囲は受領者1人につき1日あたり5万の公開のシリアル化ツイートオブジェクト、および/または、ユーザーオブジェクトまでとなります。また、このデータを一般に入手可能の状態にしてはなりません(たとえば、ブログ投稿のメッセージの添付物として、または公開のGitHubのリポジトリーにおいてなど)。

Xコンテンツを再頒布する際に、留意しておくべき事項がほかにもいくつかあります。

  • Xからの書面による明示的な事前許可を得ない限り、単一のエンティティに対して30日間以内に頒布できるツイートIDは総計150万件までとなります。 
  • 学術機関の非営利の研究目的のためにのみ、ツイートIDおよび/またはユーザーIDを個人が再頒布する場合、ツイートIDおよび/またはユーザーIDを無制限に再頒布することが許可されます。
  • 上記概要のXコンテンツの共有の承諾の要請については、APIポリシーサポートフォームをご利用ください。 

第三者にXコンテンツを頒布することが開発者に許可される限度において、当該コンテンツに開発者契約およびポリシーが継続して適用されることに留意してください。また、Xコンテンツを受領する前に、開発者は当該第三者がXサービス利用規約プライバシーポリシー開発者契約、および開発者ポリシーに合意していることを確かめる必要があります。     

複数のアプリケーション

開発者が単一のまたは実質的に類似もしくは重複している利用事例に対して、複数のアプリケーションを登録することは許されていません。これらのポリシーの詳細に関してはこちらをご覧ください。  

これに関連して、当社は「利用目的」をアプリケーションを介して実行される一貫した一連の分析、表示、またはアクションとして定義します。同じサービスまたはアプリケーションを異なるエンドユーザーに提供すること(ツールまたはサービスの「ホワイトラベル」版を含みます)は、単一の利用事例となります。これらの規則は、開発者が登録したアプリケーションと開発者のツールやサービスのエンドユーザーにより登録されたアプリケーション双方に適用されます。また、開発者のツールやサービスを利用する目的のために開発者のエンドユーザーにアプリケーションの登録を要求することは、開発者、開発者のアプリケーション、開発者の顧客、および/または開発者のツールやサービスのエンドユーザーに対する強制行為をもたらす可能性があります。

このルールの唯一の例外となるのは、同じサービスの開発(「dev」)、ステージング、および本番(「prod」)インスタンスを作成する場合です。これらのアプリケーションが明白にラベリングがされていること(たとえばアプリケーション名または説明)、ならびに開発者が開発段階やステージング段階のアプリケーションを運用目的に利用しないことを確認してください。

自動、スパム、および自動返信

スパムの作成、またはスパムのような行為に関わるためにXのAPIおよび開発者の製品の利用することは、禁止されています。開発者はスパムに関するXルールを見直し、開発者のアプリケーションが当社のポリシーに違反していないことと、ユーザーのポリシー違反を許容していないことを確認する必要があります。  

開発者のアプリケーションを利用してツイートの投稿、アカウントのフォロー、またはダイレクトメッセージの送信など、Xのサービスに関する書き込みを実行する場合、自動化のルールを必ずご一読ください。開発者のサービスが当社のガイドラインに準拠していることを確認する必要があります。  特に、以下のことに注意してください。

  • 自動返信またはメッセージをユーザーに送信する前に、必ずそのユーザーの明示的な同意を得ること 
  • 開発者が連絡を受けたユーザーからのオプトアウトの要請に直ちに対応すること
  • 一括フォローを含む、大量の、攻撃的な、またはスパムのようなアクションを決して実行しないこと 
  • 同じコンテンツまたは実質的に同一のコンテンツを複数のアカウントで投稿しないこと 

Xサービスの測定

ベンチマーク目的または競合目的で、X APIを利用してXの可用性、パフォーマンス、機能、使用統計を測定しないでください。たとえば、X APIを利用して以下のことを行わないでください。

  • アクティブな利用者またはアカウントの合計数などの、Xユーザー測定基準指標の集計を計算すること
  • 1日に投稿されたツイートの合計数、または利用者やアカウントのエンゲージメント数などのXのツイート測定基準指標の集計を計算すること
  • Xルールにて許可されている場合を除き、X上のスパムまたはセキュリティを評価または分析すること 

監視、プライバシー、およびユーザーの保護

Xでは、当社のユーザーのプライバシーを保護し防護することは、当社のDNAの中心に確立されており、当社の開発者およびデータ製品はそのコミットメントを反映しています。当社はXのデータは世界中で恒久的な強い力となり得ると考えています。たとえば、ジャカルタの洪水での人命救助、米国地質調査所による地震追跡の支援、持続可能な開発目標を達成するための国連との連携などが挙げられます。しかしながら、当社は第三者が監視目的のため、またはプライバシーに関する当社のユーザーの合理的期待に矛盾するような方法により、XデータおよびX APIを利用することを禁じています。ご注意ください。

当社は開発者契約において、当社のデータおよび開発者製品の利用禁止事例を記述しています。禁止事例には、Xユーザーまたは当該ユーザーのコンテンツに対する調査やトラッキングが含まれます。慎重な扱いを要するイベント(抗議行動、集会、地域社会が主催する会合など)のトラッキング、変更、モニタリングも同様です。 

これらの条件に基づいて禁止されるその他の種類の活動には、次のものが含まれます(ただしそれらに限定されません)。

  • 組合、活動家グループなどの慎重な扱いを要するグループや組織の調査またはトラッキング
  • 身元調査や極端に厳しい調査
  • クレジットまたは保険リスク分析
  • 個人プロファイリングや心理学的セグメンテーション
  • 顔認識

これらのポリシーは、当社APIの全てのユーザーに適用されます。これらの目的でX APIが悪用された場合は、アクセスの一時停止と永久停止を含む強制措置の対象となります。

Xアカウントに関する情報をお求めの執行機関/捜査機関の方は、https://t.co/leにて詳細情報をご確認ください。